ダーツの失敗しないバレル・セッティングの変え方
今のダーツが合っていない気がする。
バレルが痛んできた、変えたいけど、新しくなるとカットが強すぎで、手に合わないかも…
飛びが悪いから、変えたいけど、バレルはそのままでシャフトやフライトでなんとかしたい。
変える理由は人それぞれですが、ダーツをやっていて、一度もセッティングを変えない人はまずいないでしょう。
それなら、良い方向に進むように変えたいですよね。
こちらの記事を読むことで、セッティングやバレルのを変えたときに失敗しない知識が身につきます。
こちらの記事は10分程度で読めます。
目次
1.なぜ変えたいか考えてみる
まず、変える理由を考えてみましょう。
自分がなぜ今のダーツを変えたいと思ったのか、ということです。
古くなったから。
飛びが悪いから・
今のセッティング・バレルがそもそも合っていないと思う。
指がひっかかるから。
矢速が気になるから。
など、理由を明確にしてみましょう。
理由は複数あっても良いでしょう。
▲ 目次にもどる2.グリップを見てみる
次にグリップを見てみましょう。
見るポイントは
指の数(何本で握っているか)
バレルのどこを握っているか
わかる方はセットアップからリリースまで、指をどのように使っているかも考えてみましょう。
そして、ダーツの全体で使っていない部分、使っている部分を考えてみましょう。
この段階では
ティップに指を添えている(ティップを使っている)
バレルの後方をグリップしている(バレル前方は使っていない)
シャフトに指をかけている(シャフトを使っている)
等を考えていただければ大丈夫です。
▲ 目次にもどる3.飛びを観察する
ダーツを投げてみましょう。
その時にスロー動画を撮れるなら、撮りましょう。
ここで、観察するのは、ダーツの飛び、軌道です。
ダーツは山なりに飛んでいるか
ターゲットに向かって綺麗な放物線を描いているか
このあたりです。
ダーツが波のように揺れている場合は飛びが良くないと思った方が良いでしょう。
▲ 目次にもどる
4.各パーツの性質を知る
ダーツのパーツは大きく分けて4つあります。
ティップ
バレル
シャフト
フライト
の4つです。
ティップはもしグリップで使っている場合はそのまま同じティップを使ってみましょう。
ティップが大きく左右する人もいますが、変えることで、良くなることが少ない部分なので、今のままが安定でしょう。
ただ、刺さりや弾かれるのを気にする人は検討してみましょう。
▲ 目次にもどる4.1.バレルの性質
バレルは一番気にする点が多いでしょう。
重さ
長さ
最大径
全体形状
重心
このあたりです。
こちらの記事では簡単に説明します。
・重さ
重ければ、下に落ち、軽ければ、加えた力がそのままターゲットまで飛びます。
重いダーツ
重さが手ごたえとして感じることができるので、ダーツを投げている感覚がつかみやすい。
しかし、感覚が狂うと重さがコントロールできなくなり、ターゲットより上下する場合もある。
軽いダーツ
力がそのまま伝わるので、しっかりターゲットに向かって投げることができている人は、グルーピングしやすいが、少しでも間違った投げ方をすると、全く違う方向に飛ぶ。
・長さ
グリップの範囲とのかみ合わせが重要です。
長いバレル
グリップが広い方におすすめ
短いバレル
グリップが狭い方、2フィンガーの方などにおススメ
棒を投げる場合と球を投げる場合を想像していただければよいかと思います。
棒を1点の力で投げると真っ直ぐ飛び辛いですよね。
・最大径
ダーツの最大の直径です。
簡単に言えば太いダーツと細いダーツです。
太い
指の力を加える面積が増えるが、引っ掛かる可能性も増える
細い
引っ掛かる可能性が減るが、力を加える面積が狭いので、コントロールしにくい。
・全体形状
ストレート
細い形状が多くグルーピングには有利ですが、グリップする場所が分かりにくく、細い場合は上記の内容のデメリットもあります。
上級者向け
トルピード
前方から後方に掛けて少しずつ細くなっていくような形状
グリップする場所が分かりやすく、重心を握る形になるものがほとんどです。
安定して飛ばしやすく、重心をグリップする人にはお勧め
砲弾型
綺麗な放物線を描けるバレルで、多少のズレは前方の重さがカバーしてくれますが、直線上に投げる方にはお勧めできません。
・重心
主に
フロント(前重心)
センター(真ん中重心)
リア(後ろ重心)
です。
自分のグリップしている位置をみて、重心と合うバレルを選ぶのがベストですが、例外に重心の後方を持つプレイヤーもいます。
その場合はプロのモデルのバレルであれば、同じようにグリップしているプロのバレルにするのがベストでしょう。
4.2.シャフトの性質
シャフトには使っている材料により、重さが変わりますが、まずは基本的な内容として
スリム
ストレート
ハイブリット
の三種です。
各性質についてはこちらをご覧ください
性質が分かったところで、先ほど撮った動画を見てください
気にして見るのはリリース直後です
ダーツが放物線を描いているなら良いですが、
悪い場合は直線なのにリリース直後は上向いていたり、放物なのに、リリース直後は下を向いていたりです。
次にターゲットに到達するまでに正しい形になっているかです。
投げてから、2、3回揺れて、途中から綺麗に飛んでいる場合は、フライトが修正してくれた考えましょう。
ダーツが安定していない人はフライトの助けが必要だと思ってください。
そこで出番なのが、シャフトです。
シャフトはダーツの軌道修正するフライトとバレルをつなぐものです。
修正は風によるものなので
シャフトが太ければ、バレルからフライトへの風の影響がへり、細ければより多くの風をシャフトに受けさせることができます。
長さですが、バレルと同様、グリップにより決定するのが、良いでしょう。
グリップ範囲が狭いなら、短いシャフト、広いなら、長いシャフトを選択しましょう。
なので
グリップをみて、シャフトの長さ
飛びを見て、太さを決めるのが良いでしょう。
▲ 目次にもどる
4.3.フライトの性質
セッティングにおいて、直接触れる場所ではないですが、ダーツを飛ばすうえで、影響が大きいのがフライトです。
基本的に大きさで決めることが多いです
スタンダード→シェイプ→スリム
広い → 普通 → 狭い
広いフライトほど、飛びの修正力が大きいです。
今の飛びが綺麗に飛んでいる人は一度小さくしてみるのも良いでしょう。
また、ダーツはフライトが小さくなるほど、風による影響がへるので、矢速が上がったり、矢速があがり、直線が増すといわれてますが、直線的に飛ぶかどうかは投げ方もあると思います。
上級者になれば、グルーピングも気になるところなので、小さいシャフトに挑戦してみるのも良いですが、セッティングを変更する場合は、自分の飛びを見て、適切なフライトを選ぶのが良いでしょう。
▲ 目次にもどる
5.まとめ
セッティングを変えるとき、色々と悩みますよね。
しかし、手ごたえを重視するのも大切ですが、理論に基づいた変更も知識としてあると良いでしょう。
私はグリップを見て
バレルを決定
他は買わずにとりあえず、前のティップ、シャフト、フライトで投げます。
そのとき動画を撮り
飛びや手離れを観察し
シャフト、フライトを変更します。
調整が必要な部分でもあるので、良いと思うシャフトの前後1段階の長さと
フライトも2種ほど持っておくと調整しやすいですが、お金もかかることなので、セッティングを自由に決めて試投できるお店で試行錯誤するのがベストでしょう。
色々悩みながら、たどり着いた最高のダーツは相棒のように感じます。
皆さんも是非、自分の相棒となるダーツを見つけてみてください。