ダーツは飲酒で上手くなるって本当!?
身近にダーツバーなどで投げていると、「お酒飲むと入るわー」「お酒飲んだ方が強いんだよね」という人や、本当にアルコールを体に摂取している方が強い人もいたりします。
アルコールで強くなるって、本当にありえるの?
そのとき、たまたま強かっただけじゃない?
と思う方もいるでしょう。
こちらの記事は5分程度で読めます。
目次
1.普段と違う飲酒時の状態
酔っている状態とは、具体的にどのような状態なのでしょうか…?
お酒は飲むとアルコールが血液に含まれ、それが脳まで運ばれることで、脳が麻痺した状態になります。
アルコールは体の中で分解する機能を持っており、その機能を果たすのが肝臓です。
個人差はありますが、一般的にアルコールの分解は1時間で5g~9g程度といわれています。
ビール大瓶一本に20gほどのアルコールが含まれているので、1時間以内に飲むことはとても肝臓に負担をかけることになります。
では、酔っている状態と普段では、何が違うのか?
具体的には、脳が麻痺しているので、
・正常な判断ができなくなる
・集中力が無くなる
・簡単なことを考えられなくなる
ということが起こるかわりに、ふんわりとした気持ちのよい感覚になります。
大抵の人がこの酔った感覚が好きでお酒を飲んでいることでしょう。
▲ 目次にもどる2.今までの練習
お酒飲むことで、今考えなければならないことのいくつかが、判断できなくなり、あるいは思考から消えてしまいます。
例えば、ダーツにおいては、今までの練習で「セットアップ」「スタンス」「フォロースルー」に気をつけていたとします。
お酒を飲むことで、気をつけていたことを忘れてしまい、ブルに入れることだけを考えるようになります。
練習では、考えて実行、試行錯誤の繰り返しなので、「考える」という力はとても必要ですが、試合となると、余計なことを必要以上に考えてしまい、練習の半分も実力を発揮できないということもあります。
▲ 目次にもどる3.飲酒による効果
飲酒により、メリットもいくつかあります。
それは
・余計な思考が無くなること
・脱力できること
この2点がとても大きいです。
意識してやっていることはお酒を飲むとできなくなり、無意識にできていること、体が覚えていることだけができるようになります。
なので、プレッシャーによるメンタルが弱かったり、普段から考え事が多い人は、お酒を飲むことで、体に身についているものだけで戦うことができます。
逆に何も身についていなければ、まったくの初心者と同じな訳ですが…
お酒を飲んだときに投げている自分を動画におさめてみるのもひとつの手ではあります。
自分が体で覚えていること(無意識にしていること)と意識してやっていることの区別ができるようになります。
次に脱力です。
ダーツは力を抜くことが大切なスポーツですが、上手く脱力ができず、野球投げのようになっている人が多々居ます。
また、ほんの少しの調整をするために力の入れ方を変えたりしている人もいます。
しかし、微調整に力の加え方なんて変える必要はないです。
少し見る位置を変えるだけ、少し体を向けるだけで刺さる位置は変わります。
なので、脱力することで、「ダーツは簡単に飛ぶ」ということがわかります。
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4.飲酒はこういう方におすすめ
飲酒をしても、メリットが多い人と少ない人がいます。
では、どんな人に飲酒は向いているのでしょうか…??
それは
・考え事が多い人
・力を使ってダーツを投げている人
・プレッシャーに弱い人
だと私は思っています。
「少し考え過ぎてるなー」「無駄に力入ってるなー」って人は、飲酒を試してみてはいかかでしょう?
未成年は駄目ですよ!!(笑
▲ 目次にもどる5.まとめ
飲酒により、フラフラとなるイメージから、ダーツを投げる上では「ふざけてる」「お遊びで投げている」と思われがちですが、飲酒によりメリットがあることも事実です。
ダーツを必ずしも真面目に投げている状態が一番強い、上手いとは限りません…
実際にプロの選手で試合でお酒を飲んで投げる人もいるくらいです。
お酒=酔う=適当に投げる
と思わずに
お酒=酔う=脱力
のような感覚を持ってみると良いでしょう。
私も練習に悩んだときは、試してみることも多々あります。
意外とお酒を飲んでいるときにずっと投げていることで、酔いが冷め、酔っていたときに出来た脱力をそのままシラフに持っていくこともできたりしますよ。
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