ダーツのイップスの改善につながる方法を紹介します。
イップスという言葉を聞いたことがありますか?
私も、向き合うまで、言葉すら知らなかったです。
今回は、イップスの改善につながる可能性がある方法を何点かご紹介します。
この記事はこんな方におススメ
・イップスとは?
・イップスって何が原因?
・イップスを改善する方法はあるの?
・ダーツのイップスで悩んでいる。
記事の内容
・イップスの症状について。
・ダーツのイップスは治るの?
・解決につながる方法とは?
・イップスについての考え方。
こちらの記事は7分程度で読めます。
目次
1.ダーツのイップスとは?
イップスとは、元々「ゴルフ」の選手から始まったと言われており、現在では、ダーツだけでなく、様々なスポーツにおいて症状がみられています。
イップスといっても、様々な分類があり、ダーツにおいてのイップスの種類でも、症状はとても多く、明確な解決策はないと言われています。
主に、よく見られるイップスの種類・症状は、集中したときに手が震えたり、思うように投げれない、腕が思うように動かない、といったことが挙げられます。
▲ 目次にもどる
2.イップスによる影響。
イップスの症状が出ると、ダーツのどころではありません。
特定のタイミングで発症する人もいるようですが、それはイップスでない可能性もあります。
イップスの定義を
「反復練習によって習得した巧緻動作が、思った通りに遂行できなくなる様々な症状の総称」
とこちらの記事では定義しています。
✓なぜイップスになるのか?
そもそもなぜイップスになるのか、どういった症状がイップスと言えるのか、
気になりますよね。
上記のように練習の成果が思った通り遂行できなくなる。
というのもひとつの考え方ですよね。
イップスは急になるわけではなく、必ず原因があると思います。
▲ 目次にもどる3.イップスへの考え方。
私は「練習した成果が特定の条件下、もしくは何らかの原因で発揮できなくなる。」
と考えています。
例えば、心理的に緊張の局面で落ち着けない人は、決勝の舞台や外せない最後の1投という場面でイップス症状がでる人は、それが引き金の可能性は高いです。
症状が明確でないため、解決策がないのも納得ですね。
しかし、それは、色んな人の引き金の条件、症状があるため、そもそも「イップスなの?」という疑問にたどり着いてしまい、解決できないのだろうと思います。
では、一人ひとりを見てみた場合どうでしょうか?
大抵の場合、症状が同じで、特定の条件下で引き起こされる場合がほとんどです。
簡単に事例を紹介します。
Aさんの事例
ダーツのバレルを変更したことで、一時的にレーティングが落ち、アドバイスを求めたが、ブルに入れたいと必死になるあまり、前のバレルで身につけたフォームを忘れてしまい、元に戻ることも出来なくなった。
Aさんの場合、バレルの変更という大きな転機がありますよね。
それを前と同じように飛ばすと、全く同じものではないため、少しずれた場所に刺さるでしょう。
そのことが原因で自分のフォームを疑ってしまい、迷走したと考えられます。
もっとも重要なのが、一度身に着けてしまったイメージ、軌道があることです。
その形通りに飛ばしているのに、ダーツは思うように刺さってくれない。
そういった状況から、自分のフォームは間違っているのでは?と感じ、あれもこれもと試すと、元のフォームに戻れなくなってしまいます。
Bさんの事例
ダーツをリリースの際、滑ってしまい、上手くダーツを飛ばせない。
そのため、グリップを改善、フィンガー数を変えてみた。
またグリッププレッシャーも少し強くしてみた。
すると、今度は指が引っかかってしまい、ダーツを上手くリリースできなくなってしまった。
グリップは日々変化するものですが、滑るという状況に対応しようとして、投げやすいグリップから離れてしまったことで、自分のベストのグリップでなくなってしまった可能性が高いですね。
3.1.視野を広げる。
まず、こういった事例にもあるように、種類・症状は様々であることを理解する必要があります。
イップスだと思っていてもイップスじゃなかったり、
逆にイップスじゃないと思っていてもイップスになっている場合もあります。
最初の段階として、必要なことは、広い視野を持つことです。
そうすることにより、症状、原因、改善策が整理できます。
自らの身体を第三者視点で考え、状態・症状をまとめてみることが、大切です。
焦らず、落ち着き、安心できる場所で行いましょう。
▲ 目次にもどる4.イップスになる人の特徴。
私の知る限り、イップスを経験している人の特徴として、何かの転機があったことで、それに対応しようとした。
ということが見られます。
バレルを変えたから、フォームを変えた
滑るから、グリップを変えた。
いづれも、何か症状に対応しようとして、悪化してしまったパターンが多いです。
ここで、大会で緊張して、震えが止まらなくなる症状は?
と思う人にもお答えしますね。
まず、大会の場面では、ミスしたくない、確実に、正確に!と意識して投げていますよね?
それは、もはや違うフォームといえるでしょう。
普段慣れないフォームで投げる、体は慣れていないため緊張し、震える。
しかし、それが、気持ちの問題と捉えて、フォームは変わっていないと思っている人がほとんどでしょう。
こういった人の特徴は、原因を整理できていません。
簡単に言えば、
ダーツのバレルを変えたことで入らない原因はバレルと解釈すれば良いのに、グリップやフォームが原因だと思っているような感じですね。
また、イメージに過ぎませんが、フォームをきっちり、ガチガチに固めて、自論が多い人は、精神的な面なのか、イップスになっている人が多い気がします。
▲ 目次にもどる5.具体的改善策。
では、事例のような場面になった場合、どうすればよいのか。
また、すでに悪化してしまった人は、どうやって改善すればよいのでしょうか??
今回は改善策を2つ提案します。
一つ目は、
✓元に戻ることを諦める?
すでに多くの知識、変更を加えた状況では、元の状態に戻ることは不可能に近いです。
いっそのこと新しい自分を構築して、1から積み上げたほうが早いです。
✓新しい動作に変える。
テイクバックひとつでも、動作を今まで経験したことない動作にしてみることで、イップスの症状を回避できる可能性があります。
小さな動作でも良いので、今まで取り入れたことのないような動作を入れてみましょう。
▲ 目次にもどる6.イップスはきっかけのひとつ。
イップスはプレイの妨げになる邪魔な存在でしかありませんが、イップスを乗り越えることで、以前の実力を上回り、新しいプレイスタイルを手に入れている人もいます。
現在のプレイスタイルでは、現状が限界値であることを体が教えてくれているのかもしれませんね。
何かに挑戦することに恐れていた人は、イップスをポジディブに捉えて、
きっかけができた。
と考えてみるのはどうでしょう。
今より良い新しいスタイルを手に入れるチャンスですよ!
▲ 目次にもどる7.まとめ
とはいえ、イップスは不意に症状がでるため、試合の前日や大会中など、イップスにより実力を発揮できなかったら、とても悔しいですよね。
イップスになりやすい人の特徴を避けながら、改善策のことを何点か頭に入れておくことで、イップスにならないとは言えませんが可能性は減らせると思います。
是非参考までに。
▲ 目次にもどる