バーのマスターの性格はお酒の置き方と棚のレイアウトでわかる!?
バーに通っていて、ふと店の雰囲気、お酒の並び、位置で好き嫌いがあったりしますよね。
大体どこのバーも同じように見えるけど…と言う人もいるでしょう。
しかし、お店はマスターの部屋のようなもの、理想であったり、性格が具現化したものです。
結論からいうと、お酒だけでもマスターの性格を読むことはできます。
この記事はこんな方におススメ
・バーのお酒の置く位置って関係あるの?
・お酒の位置でどんなことが読み取れるの?
・これからバーを始めたいけど、レイアウトに悩んでいる。
・バーの模様替えを悩んでいる。
記事の内容
・バーのお酒の位置について。
・インテリアとしてみたときのお酒。
・レイアウトによって変わるお客様との関係
・配列や位置でわかるマスターの性格。
こちらの記事は10分程度で読めます。
目次
- 1.バーのお酒の置き方について。
- 2.バーのインテリアとしてみたときのお酒。
- 3.棚やお酒のレイアウトによる効果。
- 3.1.カウンターのお酒。
- 4.お店を見てみよう。
- 5.マスターの性格を考えてみよう。
- 6.まとめ
1.バーのお酒の置き方について。
バーに行ったことある人は知っていると思いますが、バーではカウンターの後ろ、バックバー(お酒を置く棚)にお酒を並べてるイメージがあると思います。
ほとんどがこのレイアウトですが、決まりはありません。
カウンターのお客様の視線を考えたときに、一番観やすく効率が良いからでしょう。
バックバーのお酒だけ見ても、お酒の種類別、色別、ビンの高さ順、値段順等
お店によって棚やお酒の並べ方は様々です。
何の法則もなく、バラバラになっているところは少ないでしょう。
そういった置き方、揃え方から、「マスターはこんな風に置く人なんだ」と想像してみても面白いかもしれません。
▲ 目次にもどる2.バーのインテリアとしてみたときのお酒。
お酒もお店に並べている以上はインテリアの一種です。
ラベル、ビンの形、大きさ、配列
全てがお店のインテリアとして影響します。
実際にインテリアとして捉えているマスターも多いですが、マスターの感性で並べていることも多く、お客様から見ると、思ったように見えていない場合もあります。
お酒の見え方について
ここで少し色の話をします。
お店は少し暗い目の設定がほとんどですが、間接照明やオシャレな照明を目立たせる演出であったりもします。
まず、基本となる色の効果ですが、
・面積効果
色は面積が大きいものほど、明るく、鮮やかに見え、小さいものほど、暗く見えます。
なので、お酒を並べているとき、横に同じ色のラベルのものを並べても、大きさが違う場合、色が違って見えます。
・色と距離の関係
暖色ほど近くに見え、寒色ほど遠く、小さく見える効果があります。
これらの色のものを並べる場合、同列に並べていても、カウンターからみると、奥にあったり、手前にあったり、バラバラに見えるので、寒色のものはほんの少し手前へ、暖色のものは奥へ移動させることでバランスが取れるでしょう。
・配色
一般的に相性がよく、観て不快にならない配色が存在します。
配色については、以下の記事がとても参考になります。
バックバーのお酒が綺麗に配列されているように見えるのが好みなら、是非参考にしてみてください。
▲ 目次にもどる3.棚やお酒のレイアウトによる効果。
お酒の色により、印象が変わるとお話しましたが、配列、置く場所によっても印象は変わります。
置く順番によっても変わる?
次に配置の話をします。
・三角構成
物を小さいものから大きいものへ並べて配置し、三角形をつくる形にする。
部屋のレイアウトなどで最も多く使われる構成です。
・リピート構成
同じ大きさ、同じ色、似たようなものは並べて配置することで、統一性が生まれます。
コレクション性を持たせたい場合におススメです。
・シンメトリー構成
左右対称となるように配置することで、全体のバランスをとります。
例 大 中 小 中 大
構成される空間が広ければ広いほど、一体感が生まれます。
・集中構成
一か所にインパクトの強いものを固めて置く構成です。
目を引きやすく、お店の一押し商品を並べる場合にベストな構成です。
3.1.カウンターのお酒。
カウンターにはほとんど何も置かない。
というお店と、「お客様の手の届く位置にお酒を置きたい。」という意味をこめて、カウンターにお酒を並べているお店があります。
それぞれにメリットとデメリットはあります。
何も置かない場合
メリット
バーテンダーとお客様の距離が近くなり、話しやすく、親密になれる。
デメリット
お酒に詳しくない方や恥ずかしがり屋な人はバックバーのお酒を指差すのは、少し抵抗がある。
気軽に手に取ってお酒の会話をする機会が少なくなる。
カウンターに置く場合。
メリット
お客様が手に取ってお酒を見れる。
お客様からとバーテンダーの視点のどちらからもお酒が見えているので、話題に持っていきやすい。
カウンターの中のシンク等を隠せる。
デメリット
お酒のボトルの存在が壁の役割をしてしまい、お客様とバーテンダーの間に壁があるように感じる。
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4.お店を見てみよう。
色やレイアウトはある程度、人が不快に思わないように配列しているお店がとても多いですが、最終的には配置した人の感性です。
また、お店にはテーマを決めて配列することも多いです。
今まで、お店をレイアウトしたことある方なら、「こんな感じにしよう。」とある程度のテーマを決めて作った人も多いのではないでしょうか?
その中で配色を決めていきますよね。
しかし、色だけでも、性格はわかるんです。
ここまでの知識を踏まえて、自分のお店、あるいはよく行っているお店を観察してみてはいかがでしょう?
少し見え方が変わると思いますよ。
思いのほか、「こんなところも拘っていたんだー」と発見があるかもしれません。
▲ 目次にもどる5.マスターの性格を考えてみよう。
長い間知っているマスターでも、お店のレイアウトで意外な一面が見えたりします。
まず、今回の知識を踏まえた上で言えることは、
1.今回のレイアウトに関することにほどんど該当する。
ルール、基本、一般的なことに忠実な人です。
基礎から勉強するタイプと言えます。
2.レイアウトにほとんど該当しないが、拘りを持っている。
リーダーシップがあり、自分の感性を信じるタイプです。
誰かに言われたことよりも、自分を信じる力がとても強いです。
3.見えにくいところはやっていないけど、お客様から見える部分は拘っている。
人思い、義理、人情に溢れた人です。自分の身の回りに手が回らなくても、大切にしようとする人には最善を尽くすタイプです。
逆に言えば、マスターの隠れた顔は見えないところの配列です。
これらを全て総合的に判断してみると、性格はだいたいわかるでしょう。
例
お店のカラーが暖色が多い。→明るい、陽気 赤が多ければ、個人的、目立ちたがり
アクセントカラーがある。→強調性が強い
同じ大きさのボトルは綺麗に並べている。→コレクション性が強い
ルールに該当する配列が多い。→基本に忠実な人
貴方のお店、あなたの近くの行きつけのお店はどうでしたか?
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6.まとめ
今回は色の特徴、配色、棚やお酒のレイアウト、構成についてお話しました。
今お店を経営している方も、行きつけのお店がある人も、一度違った視線でお店のレイアウトを見てみてはいかがでしょう?
また、その内容から、マスターの性格がわかるお話もしましたが、これは自分の部屋や友人の部屋でも同じなので、是非一度お試しください。
部屋の方が人に見られない分、性格が出ますよ(笑)
私のブログではバーについての記事も書いています。
バー未経験という人は、こちらの記事もおススメです。
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