ダーツでグリップを変えると元に戻れない!?【本当です。】
グリップが合っていない気がする…今のままでは上手くなれない…
〇〇指があたってるせいで、思ったところより、〇〇側にそれる…
この指があたらないようなグリップに変えることができれば…
と思ったことはありませんか?
この記事はこんな方におススメ
・グリップを変えたいけど、悩んでいる。
・上級者のグリップは参考にするべき?
・どうやったら良いグリップがみつかる?
・グリップを変えたら、元に戻れなくなるって本当?
記事の内容
・グリップを変えるとどうなるか?
・自分にとって最高のグリップとは?
・人のグリップは当てにならない理由。
・グリップを変えたときのメリット・デメリット
こちらの記事は7分程度で読めます。
目次
- 1.ダーツのグリップを変えると?
- 2.自分にとって最高のグリップとは?
- 3.人のグリップがあてにならない理由。
- 4.日々勝手にグリップは変化している。
- 5.グリップを覚えておくことは大切。
- 6.グリップを変えたときのメリット・デメリット。
- 7.まとめ
1.ダーツのグリップを変えると?
大抵の人がグリップを変えたいと思うときは不調のとき、または伸び悩んでいるときです。
結論からいうと、グリップを変えたからといって、劇的に上手くなるということはありません。
また、グリップを変えると元に戻れなくなる可能性が高いです。
理由は、
・人は繊細にグリップなんて記憶していない。
自分のグリップを正確に観察、写真や動画で記録していないですよね?
感覚で覚えているだけのものです。
大抵の人が、何度も投げているのだから、忘れることはない。
と思っているでしょう。
しかし、グリップは投げていないと必ず忘れます。
1週間も投げなければ、忘れてしまうでしょう。
グリップを変えるということは、元のグリップで投げない期間がどんどん空いていくということです。
・腕の振り、リリースポイントなどから、自分の中でターゲットを狙いやすいと思っている握り方をしているため。
グリップは指だけの話ではなく、体全体の感覚で、出来上がっているものなので、グリップを変えると、必然的に、そのグリップに合ったフォームになります。
それは、変えていないつもりでも少しずつ変わっているんです。
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2.自分にとって最高のグリップとは?
グリップに悩む人のほとんどが、自分に合っているグリップは他にある。
そう思っているでしょう。
グリップに正解はありません。
確かに、今のまま何も変えなかったら、ずっと成長できないかもしれません。
しかし、それは変えた場合も同じです。
今まで安定していたグリップを変えて、逆に不調になるというリスクを負いながら、同じように先は見えない状態です。
それなら、今のグリップで練習を重ねて、慣れる方が、成長する可能性がずっと高いと思います。
まだ、慣れたグリップがなく、ダーツを始めたばかりなら、簡単に自分のグリップを見つける方法は以前にご紹介しました。
▲ 目次にもどる3.人のグリップがあてにならない理由。
悩んだときに一番やってはいけないことが、上級者のグリップや理想の人のグリップを真似することです。
なぜかというと、
身長、効き目、筋肉の付き方、指の長さ、骨の形、ダーツの軌道、ダーツのセッティング
全て違うからです。
これだけ違う要素があるのに、グリップだけを真似して、同じように投げられるはずがありませんよね。
私も初心者のころ、憧れの選手のフォームからグリップ、セッティング、全てを真似しようとしましたが、同じように投げることはできませんでした…
少し考え方を切り替えて、自分はどんな風に投げたいのか?そのために必要なのは何か…と自分を分析してみると、本当に必要なのは、真似をすることではありませんでした。
〇〇選手のように綺麗に投げたい→綺麗な飛び→飛びが綺麗になるには?
という風に考えると、真似をすること以外にも手段は見えてきます。
もう少し今の状況を分析してみると、グリップ以外の回答がみつかるかもしれませんよ?
▲ 目次にもどる4.日々勝手にグリップは変化している。
グリップを毎回同じように握っていて、調子が悪い…変えよう
と思っているかもしれませんが、実はグリップは、ほんの少しずつ変化しています。
一度、自分が握ったグリップを写真にとって、半年後にもう一度同じアングルで写真を撮ってみると良いでしょう。
必ず変化しています。
それは、何度も練習しているうちに、そのグリップの完成形へと近づくため、より正確になげるために体が少しずつ変化させたことです。
マラソンも毎日は走っていれば、段々疲れにくい走り方に変化しますよね?
しかし、自分で意図して変えたことではありません。
つまり、体は意図しなくても、経験を元に成長してくれるのです。
無理に大きく投げ方を変化させて失敗するくらいなら、少しずつ、確実に正解の道へと変化していく方がよいのではないでしょうか?
▲ 目次にもどる5.グリップを覚えておくことは大切。
先ほど書いたように、グリップは日々変化する上に、人はグリップを忘れてしまいます。
少しでもダーツを投げれない期間があるのなら、グリップの情報は記録しておくことをおすすめします。
写真や動画、あるいは文字にしてみても良いでしょう。
自分は忘れない、と過信せずに成長のために簡単なことなので、やっておきましょう。
▲ 目次にもどる6.グリップを変えたときのメリット・デメリット。
グリップを変えるときは、何か発見したときや、試しにやってみると、思ったより好調になったなど、良い経験があって、新しいグリップを見つけることが多いでしょう。
そういったグリップに変えたときのメリット・デメリットについてまとめてみようと思います。
メリット
・その一日はとても好調になる。
・忘れる前に覚えこませることが出来れば、成長する可能性もある。
・好調を感じることで、ダーツを入れる感覚が身に付く
デメリット
・翌日になると忘れてしまうことが多い。
・元のグリップに戻せなくなることがある。
・変更前以上の不調になることも…
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7.まとめ。
グリップを変えることは、必ずしも悪いことではないですが、元のグリップにいつでも戻れると思わないほうが良いでしょう。
悪い癖や何かを改善するために、今まで積んできたものや一部を捨てる覚悟は必要だと私は思います。
グリップを変えるということは、ノーリスクではないと思った方が良いでしょう。
まずは、自分にとって一番投げやすい投げ方を無意識でやってみることから初めてみると良いと思います。
その結果が今のグリップなら、変えるべきではないでしょう。
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