ダーツのマスターアウトは上級者だけ!シングルでいいです!
ダーツでマスターアウト、ダブルアウトという言葉を聞いたことがありませんか?
01のルールで最後の数字を上がる際にシングルで上がってはいけないというルールです。
最後にダブルやブル・トリプルで上がるとカッコ良いですよね?
しかし、カッコつけようとしたがために、最悪の展開になることも…
この記事はこんな方におススメ
・マスターアウト・ダブルアウトって何?
・マスターアウト・ダブルアウトに意味あるの?
・なぜ皆やろうとするの?
・マスターアウト・ダブルアウトはやったほうが良いの?
記事の内容
・マスターアウト・ダブルアウトとは?
・どんなときに使うのか?
・メリット・デメリット。
・なぜ、皆やろうとするのか。
・マスターアウト・ダブルアウトの意味。
こちらの記事は7分程度で読めます。
目次
1.マスターアウト・ダブルアウトとは?
ダーツの01(ゼロワン)のルールには、最後の数字をマスターアウト・ダブルアウトで上がるという上級者ルールが存在します。
01のルールはこちら。
結論から言うと、上級者ルールなので、ルールで定められていない限り、やるのはただのカッコつけです。
マスターアウトとは?
最後の数字をブル・トリプル・ダブルのいずれかで上がれます。
シングルは使うことができません。
例えば、16の場合、8のダブルを狙う必要があります。
18の場合、9のダブル、もしくは6のトリプルで上がる必要があります。
ダーツの大会、JAPANプロの試合では、01のルールは基本的にマスターアウトのルールが定められており、
PERFECTプロの試合では、ダブルアウトが定められています。
ダブルアウトとは、
その名のとおり、最後はダブルで上がる必要があります。
トリプル、ブルも使用できないので、注意が必要です。
▲ 目次にもどる
2.どんなときに使うのか?
そもそもなぜ、そのようなルールがあるのでしょうか?
こちらの動画をご覧ください。
プロの試合では、ブルに2本以上、ハットトリックが当たり前です。
そんな試合では、シングルアウトが可能なら、間違いなく先行が勝ちを収めるでしょう。
しかし、アウト方法を難しくすることで、僅かながら、後攻側にも可能性が生まれます。
同じ条件なので、先行が有利であることに変わりはありませんが、最後の1本を外して、後攻に決められてしまう…
というような面白い展開も生まれるのです。
▲ 目次にもどる
3.練習は必要?
ダブルやトリプルで上がるには、ブルよりも小さいターゲットを狙うことになるため、日ごろ練習しておく必要はあります。
また、ターゲットも上下散らばっているため、それぞれのナンバーの感覚も掴んでおく必要もあります。
さらに言えば、自分が練習したナンバーが上がり目になるようにアレンジをすることも大切になってきます。
アレンジについてはこちら。
正直言って、覚えることも多く練習も必要なので、ブルをまともに狙えないのなら、今はやる必要がないでしょう。
ブルが狙えないうちは、自分のダーツがブレる範囲も広く、練習しても中々上手くいきません…
▲ 目次にもどる4.なぜ皆やろうとするのか?
大勢で投げている中、一人だけ上手い人がいると、その人はそのままシングルで上がるより、ブルやトリプルで上がると、とてもカッコ良いですよね?
学生の中で少しセンスがあり、数回ブルに入る人が、点数に余裕があるため、最後にマスターアウトやダブルアウトにチャレンジしているイメージがあります。
気にしない人なら良いかもしれませんが、人によっては、必要のないパフォーマンスをして、遊ばれていると感じる人もいるでしょう。
不快に感じる人もいれば、そうでもしてくれないと勝てないから、盛り上げとしては良いと思う人もいるので、それぞれです。
ですが、一番やっていはいけないことがあります。
ダブルやトリプルを狙っていたのに、負けそうになったときにシングルで上がることです。
せっかく対戦を楽しくするためにやったのに、最後に勝ちを優先して上がっては、なんてつまらないやつだろう…となってしまいます。
もしダブルアウトやマスターアウトをすると決めたのなら、最後までやり通しましょう。
勝ちを優先するなら、はじめからシングルであがりましょう。
中途半端が一番人を不快にさせます。
✓できないことはしない
また、ダブルアウトは1度、2度で決まればカッコ良いですが、4回も5回もミスすれば、逆にダサいです…
成功率が低いうちはしない方が無難です。
▲ 目次にもどる5.必要なのはアレンジ力。
シングルで上がれば良い試合でも、ダブルで上がることやトリプルで上がることも考慮した方が良いこともあります。
それは3投目が21点以上になってしまうときです。
21点以上のシングルは存在しないので、ダブルやトリプルを狙って上がる必要があります。
その場合に23や25のように、何を狙っても上がれない数字が存在します。
そうなってしまうと、チャンスすらないので、ダブルやトリプルが必要でも、その数字が可能性のある数字にすることは挑戦はしておきましょう。
例えば、35点が残りの場合
1度で上がることはできませんが、15点に入れると20点(シングル)で上がることができます。
しかし、隣にある10に入ってしまうと25点となり、次も上がることができません。
19を狙ってみてはどうでしょう?
19の周辺は7、3、17と奇数が多く、どれかに入れば偶数となります。
すると40点以下の偶数には必ずダブルの上がりがあるため、チャンスは必ずあります。
狙い通り19なら、16のシングルで上がれます。
ダブル・トリプル・ブルだけに拘ることは良くなりませんが、ダブルやトリプルを上がりの可能性として考えるのは良いことです。
シングルで上がれる試合でも、シングルに届かないときの自分のアレンジの一つとして考えておきましょう。
▲ 目次にもどる6.メリット・デメリット。
結局どうなの?狙った方がいいの?狙わない方が良いの?と思う方もいるので、メリット・デメリットに分けて考えてみましょう。
メリット
・プロの試合の練習になる。(現役プロ・プロを目指す場合)
・上がり目にダブル・トリプルも考慮できるようになる。
・アレンジの練習になる。
デメリット
・シングルアウトが可能な場合、相手を不快にさせる可能性がある。
・初心者の頃に練習をしても、上達が見えにくいため、ブルを練習した方が、効率が良い。
・シングルが下手になることがある。
・勝てた試合を落とす可能性がある。
▲ 目次にもどる
7.まとめ。
私の感覚では、レーティング12以上で狙うのが良いのでは?と思います。
実際にDLO(ダーツライブオープン)のような試合でも、レベルMAX(レーティング17~18くらい)のクラスの試合以外はシングルアウトがOKです。
一般的な店舗で行われるハウストーナメントでもオープンアウト(どんな上がり方でもOK)が基本です。
そのため、プロや超上級者でない限り、マスターアウトやダブルアウトを練習するのは、一旦おいといて良いと思います。
まずは、ブルを確実に入れられるよう、ブル練をしましょう。
▲ 目次にもどる